「主体的に学ぶ児童生徒の育成~子供を主語とした授業づくりを通して~」を目指し、今年度3回目の授業研究会を小・中合同で行いました。
今回の小学校2年生の体育科の研究授業では特に次の③と⑤を、中学校3年生の英語科では特に②と③を重点とした授業実践でした。
《子供が主語の学びの姿》
①対話や学習経験を基に、主体的に学習課題を見出す児童生徒
②自己調整しながら、主体的に課題解決に取り組む児童生徒
③友達との学びから、自分の考えを広め、深める児童生徒
④情報活用能力を発揮し、教科の学びを深める児童生徒
⑤課題解決の課程や学習の成果を自覚する児童生徒
小学校2年生の体育科では、「的に強く当てるために」ということをチームで話し合う活動を行いました。投げ方や当てる位置等、それぞれのチームの視点で話し合うことができました。話合いの結果をゲームの中で生かそうと、一生懸命ボールを投げる児童の姿が輝いていました。
【小学校2年体育科】




中学校3年の英語科では、関係代名詞whichを使って動物クイズをつくるという学習を行いました。動物クイズをテーマに、友達と学び合ったり、実際にクイズを出し合ったりしながら、関係代名詞の用法等の理解を深めました。担任とALTが共に、授業中はほぼ100%英語で話す中、しっかりと聞き、じっくり学ぶ二中の3年生の姿が印象的でした。
【中学校3年英語科】




また、今回も、本学園で大切にしている「児童生徒へのリフレクション」を、参観者が行い、児童生徒が本時の学びをどう捉えているか確かめ、子供たちの目線で授業理解を図りました。
【授業後の児童生徒へのリフレクション】


今年度も後半に入りました。改めて、授業づくりの五つの視点を大切に、「主体的に学ぶ児童生徒の育成」を目指して、更なる授業改善に努めていきたいと思います。