本学園は、今年度も「主体的に学ぶ児童生徒の育成~子供を主語とした授業づくりを通して~」を研究主題に、授業改善に取り組んでいます。その中で、次の五つの学びの姿を視点として授業づくりを進めています。
《子供が主語の学びの姿》
①対話や学習経験を基に、主体的に学習課題を見出す児童生徒
②自己調整しながら、主体的に課題解決に取り組む児童生徒
③友達との学びから、自分の考えを広め、深める児童生徒
④情報活用能力を発揮し、教科の学びを深める児童生徒
⑤課題解決の課程や学習の成果を自覚する児童生徒
今回の研究授業においても、特に上記の①~⑤の中から重点を決め、授業実践を行いました。
小学校4年の道徳科では、特に、視点③を重点とした授業でした。主人公が葛藤する場面において、「言うべき」「言えない気持ちも分かる」という立場を色分けしてロイロノートに送り、意図的に違う考えの友達と交流するという活動を行いました。違う考えの友達と交流することで、考えを広めることができた児童が多く見られました。




中学校3年の数学科では、特に、視点②を重点とした授業でした。まずは、自力解決を目指し、必要に応じて、教師や友達との対話をしながら課題解決に向けた学習が展開されました。教師や友達との対話を通して、自分の思考を整理し、言語化する生徒の姿が見られました。




また、授業後、本学園で大切にしている「児童生徒へのリフレクション」を、参観者が行い、児童生徒が本時の学びをどう捉えているか確かめ、子供たちの目線で授業理解を図りました。

