「主体的に学ぶ児童生徒の育成」を目指して 今年度第2回目の研究授業

研究・リーディングDX事業

 「主体的に学ぶ児童生徒の育成~子供を主語とした授業づくりを通して~」を目指し、今年度2回目の授業研究会を小学校で行いました。

 今回の小学校5年生の社会科の研究授業では、特に次の②と③を重点とした授業実践でした。

《子供が主語の学びの姿》

②自己調整しながら、主体的に課題解決に取り組む児童生徒

③友達との学びから、自分の考えを広め、深める児童生徒

 ②「自己調整しながら、主体的に学ぶ児童」を目指して、「自由進度学習」、「複数の資料の活用」、「児童同士の関わり合いの場の設定」、「並行学習」、「教師の意図的な関わり」など、様々なしかけが盛り込まれた単元のデザインでした。本時は、これまで各自調査してきた「さんま漁の工夫や努力」について、交流する場面でしたが、積極的に交流する姿が見られました。また、ペアでの学習を進めながら、新たな気付きを個人で整理するなど、自己調整しながら学習する児童の姿も見られました。これまでの学びの積み重ねが随所に発揮された授業でした。

【小学校5年 社会科】

【授業後の児童生徒へのリフレクション】

 また、今回も、授業後、本学園で大切にしている「児童生徒へのリフレクション」を、参観者が行い、児童が本時の学びをどう捉えているか確かめ、子供たちの目線で授業理解を図りました。

 授業後の研究会において、③「友達との学びから、自分の考えを広め、深める児童」について、研究の言葉を改めて捉え直し、授業づくりの精度を上げていきましょうということも話題になりました。(「考えを深める」とは、「自分の考えをもとに多様な視点から自分の考えの妥当性信頼性吟味すること」~令和7年度紫波東学園研究計画より~)